ペットロスの悲しさ・後悔・つらさ…立ち直るにはどうすれば？

ペットとの別れ「ペットロス」は、すべての飼い主にとって無関係ではいられないことです。別れの後、飼い主自身の心や身体につらい症状がでてしまい、日常生活を送るのが困難になってしまう方も少なくありません。この記事では、ペットロスから立ち直るために、手助けになる方法を紹介します。

 

ペットロスから立ち直るために必要なのは「克服」ではなく「回復」

ペットロスは、病気ではありません。大切なペットが亡くなった時に、飼い主の誰もが体験する「悲しみの過程」です。これまで家族同然に一緒に過ごしてきたペットがなくなった時、つらいと感じるのは当たり前のこと。そして立ち直るために「克服」しようと頑張る方が多いのですが、実は、必要なことは「克服」ではなく心の傷の「回復」なのです。

 

心の傷を癒すには？　悲しみの感情を口に出すこと

ペットロス専門のカウンセラーである川崎恵さんによると、ペットロスの心の回復に大切なのは、つらい気持ちを抑え込まずに、一言でも感情を口に出すこと。川崎カウンセラーのカウンセリングを申込まれる相談者さんは、自分のつらい気持ちをこれまで我慢してきた方が多いそうです。もう一緒にいられない悲しさ、あの時こうしてあげればよかったといった後悔。こういった感情をため込みすぎると、つらい気持ちが癒されないまま時間だけが経過してしまいます。

 

家族・友人からの言葉に傷ついていませんか？

あなたが元気になることが何よりの供養だよ？　新しいペットを飼ってみたら？　気にしすぎないで、たかがペットでしょ？

実は家族や友人からの慰めの言葉が、あなたの立ち直りを邪魔してしまうことがあるのです。言葉をかけた方は励ましたい一心で伝えていても、ペットロス当事者はその一言にさらに傷ついてしまうことも。早く元気にならなければとプレッシャーを感じたり、怒りを感じてしまったり…。身近な人の言葉により、誰にも相談できずに悩んでしまう方は少なくありません。

 

ペットロスから立ち直りを支援するカウンセラーがいます

ペットロスの悩みを打ち明けたくても、誰に話せば理解してもらえるのかと一人で悩み続けている方はとても多いと思う、と川崎カウンセラーは語ります。川崎さん自身もペットロス経験者であり、専門家に相談することで救われた一人であるとのことです。

ペットロスの悲しみで苦しい。そういう方は、ペットロスの専門家に話を聞いてもらうことをぜひ選択肢に入れてみてください。気持ちが整理できていなくても、まず話をしてみることがとても大事なのです。

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[記事にご協力いただいた専門家]
・川崎恵さん（ペットロス専門カウンセラー）

[川崎恵さんインタビュー記事]
・ペットを喪った悲しみを癒す、ペットロスの専門カウンセラー／川崎恵

 

（文：ボイスマルシェ編集部）

 - ボイスマルシェ相談室 ペットロス, 家族関係